2013-10-07から1日間の記事一覧

“ある一線を越えると事態が一変 するという、その見えない臨界を視る中井の「臨床眼」は、精神医療の現場だけでなく、それを潜り抜けて時代精神にまで向かう” 『精神への「圧力」、減圧の工夫』 (中井久夫著『「昭和」を送る』の書評) 鷲田清一 2013/08/04 朝日新聞

片付けものをしていて,鷲田清一氏が書いた書評が目に付いた.中井久夫著『「昭和」を送る』に対する書評である.中井久夫のエッセーの数々は,私にとっても大切な文章の一つ一つである.その書を鷲田清一氏が書評するのである.短い文章であるが,読みごた…