家族

“だが、それもまた、現実の死をあくまでもロマネスクに感じ取ろうとしたがる、若い世代特有の思い上がりに過ぎなかった” 『沈黙のひと』 小池真理子  文藝春秋

沈黙のひと作者: 小池真理子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る小池真理子の実父に関わるエピソードに材をとった小説.2013年吉川英治文学賞. パーキンソン病を患い,施設…

“「家族」というものはやっかいで、百の家族があれば百の文化が あり、内部での人間関係も多様であるため、リアリティの在り方や受け止め方 も千差万別になります” 『荒野1/7』 高木登 鵺的第五回公演パンフレット  

高木登が主催する鵺的という演劇集団の第五回公演,『荒野1/7』のパンフレット.したがって市販品ではない.鵺的については,こちらのHP 知人の一言「必見」に誘われて,意を決して遠路観に行く.大収穫.当日券,キャンセル待ち券の入手方法を尋ねるため…

“寂しくても、暖かかったと感じてくれたことを、そして、私と出会って、私たち家族と出会って幸せだと思ってくれたことを、今は何にも替えがたい彼女からの最後の贈り物だったと思うのである” 『つひにはあなたひとりを数ふ』 河野裕子と私 歌と闘病の十年 (最終回) 永田和宏  波 2012年 05月号 新潮社

波 2012年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/04/27メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る新潮社,波5月号. 永田和宏氏による連載,「河野裕子と私 歌と闘病の十年」が5月号で了となった.河野裕子は2010年8月に亡くなった歌人…

“夫婦とは、他人との生き方の共有。支え合う男女。それが「燻し銀」のような関係をつくり、深い喜びに結びつくのだ” 『妻と最期の十日間  (集英社新書)』 桃井和馬 集英社

妻と最期の十日間 (集英社新書)作者: 桃井和馬出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/12/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (13件) を見る 突然くも膜下出血に倒れた妻が亡くなるまでの10日間の物語.だがしかし,介護記でもな…