本・出版・書店

“この本は、書店にならべるために、つくられたものではない。  この本には、ひとりの人にむかって思いをよせるひとりの人の心がこもっている”  『私家版 アンデルセン・絵のない絵本』 絵と文字:佐々木マキ 原作: H.C.アンデルセン メディアリンクス・ジャパン

アンデルセン・絵のない絵本―私家版作者: 佐々木マキ,H.C.アンデルセン出版社/メーカー: メディアリンクス・ジャパン発売日: 2005/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見るちょっと変わった本である.アンデルセンの『絵のない絵本』に佐々木マキが絵…

“ずっと昔『旅芸人の記録』というギリシャの映画を観て以来「おじさん」の出てくる絵本を作れないものかと考えていた” 『佐々木マキ見本帖』 佐々木マキ 絵本館

佐々木マキ見本帖作者: 佐々木マキ出版社/メーカー: 絵本館発売日: 2013/01/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る佐々木マキの絵本が大好きである.特に「ムッシュムニエルごご紹介します」「いとしのロベルタ」.子供たちが…

“この番組への愛は、もとより本への愛によるものに違いない” 『ステラMOOK 週刊ブックレビュー 20周年記念 ブックガイド』 NHKサービスセンター編 NHKサービスセンター

ステラMOOK 週刊ブックレビュー 20周年記念 ブックガイド作者: NHKサービスセンター出版社/メーカー: NHKサービスセンター発売日: 2011/12/16メディア: ムック購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (11件) を見る週刊ブックレビュー放映20周年記念…

“最低限のお金の辻褄を合わせて、幻のような戯れができればいい” 蓋棺録 辺見じゅん, 文藝春秋 2011年11月号

みすず書房の創立者の一人である,小尾俊人氏の著作に,『昨日と明日の間―編集者のノートから』(小尾俊人,幻戯書房)があるのを知ったが,幻戯書房という出版社をはじめて知り,気になっていた.今月号の文藝春秋の蓋棺録を読んで,辺見じゅん氏が亡くなっ…

“情熱だけではいけない。世におくった本が少しでも生命を長らえるためには、商品としての性格も冷静に見極めなくてはなりません。” 『読者の皆さまへ』 みすず書房編集部長 守田省吾 みすず 2011年10月号 no.598

みすず 2011年10月号 no.598:p.65『読者の皆さまへ』みすず書房創業者の一人である小尾敏夫氏の訃報を伝える小文. 2011年8月15日没.この日は,丸山真男の亡くなった日付,フランクル『夜と霧』初版の発行日でもあるとのこと. 最初に世におくった本は、一…

“人を信ずれば友を得、人を疑へば敵を作る” 『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』 黒岩比佐子 講談社

パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い作者: 黒岩比佐子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/08メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 155回この商品を含むブログ (69件) を見る 大作,労作である.おそらく著者の頭の中には,大正から昭和に…

“本は「根っこ」(思想)と「翼」(想像力)を与えてくれる。この二つは、外に内に橋をかける時の大きな助けである” 『日本人の美風  (新潮新書 436) 』 出久根達郎 新潮社

日本人の美風 (新潮新書)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る出久根達郎氏による最新刊.いいですねぇ.こういう本大好きです.引き出しにしまっておきたい挿…

“わざわざ本屋に行って、本を見たり、触ったり、買ったり,僕らは 本屋好き。” 『BRUTUS 2011年 6/1号』 マガジンハウス

BRUTUS (ブルータス) 2011年 6/1号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2011/05/16メディア: 雑誌購入: 6人 クリック: 299回この商品を含むブログ (42件) を見る本屋が至福の場所であるひとにはたまらない特集. センスよく魅力的な仕上がり.保…

“これからの本が「どうなる」ではなく,「どうする」という意思がなければ,本の世界は何も変わらないだろう.”  『本は、これから (岩波新書) 』 池澤夏樹編 岩波書店

本は、これから (岩波新書)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/11/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 152回この商品を含むブログ (39件) を見る本の帯には, みんな「本」を愛している! 37人が思いを馳せる,書物と人間の未来形 とあ…