現代社会

“ヤクザは利口でできない,馬鹿でも出来ない,中途半端でなお出来ない” 『潜入ルポ ヤクザの修羅場  (文春新書)』 鈴木智彦 文藝春秋

潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書)作者: 鈴木智彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/02/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 105回この商品を含むブログ (21件) を見る時々週刊誌の記事にあるような,この世界の現状を紹介,解説したような本ではな…

“自分の身体を積極的に使う行動によって,自分で新しく発見してゆくことの大切さを,人類学の現地調査の「体験知」に限らず,現代における知のあり方一般にも通じる問題として,私は考えてみたいのです.” 『人類の地平から―生きること死ぬこと』 川田順造 ウェッジ

人類の地平から―生きること死ぬこと作者: 川田順造出版社/メーカー: ウェッジ発売日: 2004/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る『無文字社会の歴史―西アフリカ・モシ族の事例を中心に (岩波現代文庫)』以来,その著作を気に…

一日は二十四時間しかなく,世界の競争は厳しく,少しでも時間があれば,もっとほかにやるべき事柄がある   『平成雑記帳 第177回』 高村薫 AERA 2011.2.14

雑誌記事の紹介.高村薫のこの連載には,毎回,背筋を伸ばさずにはいられない.ちかごろまれな,硬派の批評である.今週の表題は, 「疎い」と言った首相.ニヤついてはいけない. 私たちも弛緩している.一日は二十四時間しかない. である.アメリカの民間…

“信頼してもらう,愛してもらう力を身につけることが大切なのだ.”  『特集 就活の虚実』 宮台真司 週刊ダイヤモンド 2月12日号

たまたま目にした週刊ダイヤモンド 2月12日号の特集は,「就活の虚実」だった.この中で,宮台真司氏へのインタビュー記事(P.43)が一読の価値あり.見出しは, “適職という幻想”を捨て去る 仕事はただの糧と腹をくくれ 就活と恋愛(氏の用語では性愛)を並…