環境

“人も自然の一部である。それは人問内部にもあって生命の営みを律する厳然たる摂理であり、恵みである。科学や経済、医学や農業、あらゆる人の営みが、自然と人、人と人の和解を探る以外、我々が生き延びる道はないであろう” 『天、共に在り』 中村哲 NHK出版

天、共に在り作者: 中村哲出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/10/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るアフガニスタンの農業復興、医療支援に、文字どおり生涯をかけている中村哲(てつ)氏の、自身による記録である。NHKの「知るを楽し…

“エコテロリズムを放置すればどうなるか。その刃は必ずや将来、ブーメランのごとく戻ってきて自国民の安全を脅かし、災禍をもたらす” 『恐怖の環境テロリスト (新潮新書) 』 佐々木正明 新潮社

恐怖の環境テロリスト (新潮新書)作者: 佐々木正明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る環境問題を考える上で必読の書であろう.シー・シェパードなど過激な環境運動の背後にあるものを…

“日本では、使用済み核廃棄物―つまり、使用済み核燃料の処分方法について、歴史の批判に耐える具体案を持っている人は誰もいないのである” 『福島原発の真実  (平凡社新書) 』 佐藤栄佐久 平凡社

福島原発の真実 (平凡社新書)作者: 佐藤栄佐久出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011/06/23メディア: 新書購入: 6人 クリック: 189回この商品を含むブログ (179件) を見る原子力行政にいては,推進派と反対派の二つに色分けされ,ラベル付けされて,真に理性…

“STSを理科教育の改革に利用しようとする試みは、日本では「理科教育」なるものが、概念としても、あるいは学校現場でも、およそ厳密に定まってしまっているために、なかなか実現できないが、理科教育のなかで造られた「理科嫌い」を救う一つの方法として、重要な意味を持つはずである” 『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料(6/6)

『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料に掲載されている書物のうち,全6頁の中の6頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究…

“東:その「無駄話」によって、本来は開けるはずだったのに閉じてしまっているコミュニケーションの回路が、再活性化されて動き出すからです。”“宮台:最近、面白いことに気がつきました。ソーシャルスキルのある人間ほど単純労働 を嫌がらないことなんです。” 『父として考える (生活人新書) 』 東浩紀, 宮台真司 日本放送出版協会

父として考える (生活人新書)作者: 東浩紀,宮台真司出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2010/07/10メディア: 新書購入: 8人 クリック: 276回この商品を含むブログ (76件) を見る宮台真治と東浩紀の対談.今もっとも迫力のある発言ができるお二人によ…

“良心的な科学者ほど、このままでは地球がダメになるというはっきりしたデータがでるまで、絶対にそれを認めません。そして、彼らがもうダメだと認めたときには、すでに手遅れの時なのです。” 『しあわせ節電』 鈴木孝夫 文藝春秋

しあわせ節電作者: 鈴木孝夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/06メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る鈴木孝夫氏は,著名な,社会言語学の先生であり,私も若い頃から,氏による啓蒙書の何冊かに親しんできた.慶応の先生…