“会ってみると みな優しかった 話してみると みな常識を持つ者たちだった 優しく 常識的な人間でさえ 狂気に触れる瞬間がある” 『この大地に命与えられし者たちへ』 桃井和馬 清流出版
- 作者: 桃井和馬
- 出版社/メーカー: 清流出版
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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題材は,自然,人間,戦地と多岐にわたる.
時代は,二次大戦から今日まで地域は世界各地に広がる.
だがテーマは一つである.書名のとおり,人間とは何者かを問いかける.
たった一枚の写真が,どれだけ多くのことを語るか,改めて感じる.
会ってみると
みな優しかった
話してみると
みな常識を持つ者たちだった優しく
常識的な人間でさえ
狂気に触れる瞬間がある
一日を愛し
一年を憂い
千年に想いを馳せる
三好達治の「灰が降る」という詩を改めて思いだす.
「WORLD PRESS PHOTO11 世界報道写真展2011」を早くみにいかなくては.
【関連読書日誌】
“夫婦とは、他人との生き方の共有。支え合う男女。それが「燻し銀」のような関係をつくり、深い喜びに結びつくのだ” 『妻と最期の十日間 (集英社新書)』 桃井和馬 集英社
昔々あの星に 悧巧な猿が住んでゐた『ノンセンスの磁場―近代詩アンソロジー』 (1980年) 新倉俊一編著 れんが書房新社
【読んだきっかけ】
『妻と最期の十日間 (集英社新書)』(桃井和馬著 集英社)を読んで,この写真家の作品,著書を読んでみたくなった.
【一緒に手に取る本】
- 作者: 桃井和馬
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/12/17
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破壊される大地 (岩波フォト・ドキュメンタリー世界の戦場から)
- 作者: 桃井和馬,広河隆一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/12/05
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- 作者: 桃井和馬
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 2007/07
- メディア: 大型本
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- 作者: 桃井和馬
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- 発売日: 2004/07
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