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“私は一九六〇年代の後半から山口組や暴力団を見続けて来ましたが、そろそろ終わりだろうと思っています。暴力団は構造不況業種で、もう行くところまで行き着いてしまったと見ているからです。” 『暴力団  (新潮新書) 』 溝口敦 新潮社

暴力団 (新潮新書)

暴力団 (新潮新書)

暴力団の取材を一線で重ねてきた著者が,暴力団ものの集大成,という著書.暴力団排除に向けた法整備,取り締まりが厳しく,一部の上層部を除き,暴力団員の生活は貧窮しているという.
冷静に,淡々と暴力団を取り巻く状況をのべたもの.

断指は江戸時代,遊女が行ったことに発しているそうです。客に自分の愛情と誠意を示す(心中立てといいます)ため,腕に「誰それ命」と刺青をする、自分の生爪をはがして客に渡す、といった一連の行為の中で、最大のものが断指だったそうです。

私は一九六〇年代の後半から山口組暴力団を見続けて来ましたが、そろそろ終わりだろうと思っています。暴力団は構造不況業種で、もう行くところまで行き着いてしまったと見ているからです。

ヤクザについて昔からいわれている言葉に、「バカでなれず、利口でなれず、中途半端でなおなれず」があります。

ただし,ある中堅組合員にいわく,「ヤクザいうもんは、バカか賢いか,どっちかでなかったらぜったい出世でけへん」.

要は暴力団に対して,退いてはならないことです。

【関連読書日誌】
[http://d.hatena.ne.jp/ctenophore/20110424/1303668503:title=“ヤクザは利口でできない,馬鹿でも出来ない,中途半端でなお出来ない” 『
 ヤクザの修羅場  (文春新書)』 鈴木智彦 文藝春秋]
【読んだきっかけ】
書店の書評コーナーで発見.大正解の一冊.
【一緒に手に取る本】

潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書)

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破滅の美学 (ちくま文庫)

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