“本書で弁護士向けに解説される誘導尋問技術(ゴールデンルール)を科学(科学者証人)に適用しよう。すると、読者自ら、面白い結論を得られること請け合いである。” 『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料(2/6)

『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料に掲載されている書物のうち,全6頁の中の2頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究開発センター(RISTEX)が主催している活動の一つ.
【読んだきっかけ】
「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)に参加して
【一緒に手に取る本】
(1)「科学技術」と社会が相互作用するための礎を考える本(つづき)

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

単行本は、2009年バジリコより刊.

本書は著者自身が自分の働き方を学びなおすために、いろいろな分野で活躍する人々の仕事場を訪ね、「働くとはなにか、仕事とはなにか」についてインタビューしたものをまとめたものである。(略)著者のつぶやきは、そのまま、「科学とは何か?」に対するつぶやきのようにも思える。[萩原なつ子氏推薦]

本書では、日本全国のベンチヤービジネスの8事例をピックアップし、設立や運営に関するノウハウや苦労話を紹介している。この中で、地域発のベンチャービジネスを成功させる方法として、地域の自然を有効に生かす「商品」の価値創造だけではなく、優れたリーダーとリーダーに触発された地域住民など「人間」の価値創造も重要であると論じている。今後の中山間地域問題を解決させる新たな手法として、本書を推薦したい。[馬淵泰氏推薦]

日本はスウェーデンになるべきか (PHP新書)

日本はスウェーデンになるべきか (PHP新書)

スウェーデンは、社会福祉国家として、年金、医療、雇用、税制において、特長ある政策を進めてきた。一面、日本と好対照の政策である。この対比を正確に理解し、今後の日本を考えるため、この一冊P日本はスウエーデンになるべきか』を推薦したい。[小林悦夫氏推薦]

(2)「科学技術」を社会とのつながりで考える本

地域環境の再生と円卓会議―東京湾三番瀬を事例として

地域環境の再生と円卓会議―東京湾三番瀬を事例として

利害対立による参加者の脱退・妥協できない自然観の違いによる対立など、様々な困難を乗り越え、会議参加者が「公共性」を獲得し、とにもかくにも一応の再生策を作り上げていく過程は感動的ですらある。[柳哲雄氏推薦]

弁護のゴールデンルール

弁護のゴールデンルール

本書で弁護士向けに解説される誘導尋問技術(ゴールデンルール)を科学(科学者証人)に適用しよう。すると、読者自ら、面白い結論を得られること請け合いである。(略)法廷での議論になぜ科学が用いられるのか?素朴な哲学的疑問を考えさせてくれる一冊である。[本堂毅氏推薦]

科学技術倫理学の展開

科学技術倫理学の展開

複数の、しかも若い世代の著者たちの執筆になるアンソロジーであるが、現代社会のなかでの科学・技術を巡る倫理的問題の所在と、その解決を模索した好著。[村上陽一郎氏推薦]

【関連読書日誌】