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“山ロ昌男さんから受け継ぐべき一冊は何かと問われたなら ば、その答えははっきりしている。『文化と両義性』である” 『山口昌男,または弁証法のゆくえ』 赤坂憲雄 ユリイカ 2013年6月号 特集=山口昌男 道化・王権・敗者

赤坂憲雄氏は,六車由美氏の師匠でもある.
P.154

たとえば、山ロ昌男さんから受け継ぐべき一冊は何かと問われたなら ば、その答えははっきりしている。『文化と両義性』(1975年)である。 いま読み返してみれば、この著作はどこか読書ノートのような趣きがあって、その難解さの拠って来たるところも了解できる気がする。「哲学叢書」と銘打たれたシリーズの一冊であったゆえか。こうした理論先行型の仕事は、おそらく山ロさんにとってはかならずしも得手ではなかったと想像されるが、わたしはいま、その軽みを抑えた生まじめな表情を好ましく感じている。

【関連読書日誌】

  • (URL)利用者の人生を知ることで、介護する側が変わる。たとえ徘徊などの“問題行動”があっても、それまでの人生でどんな苦労をしてきた人なのかを知れば、上から見下す目線にはなりえない” 『介護の庭に眠っていた民俗学  現代の肖像:民俗研究者 六車由美』 横田増生
  • (URL)“『鯰絵』をレヴィ=ストロ ―スの『仮面の道』と重ね合わせたこの解説を目にして一番喜んだのは山ロ昌男だろう” 『鯰絵ー民俗的想像力の世界』 文庫本を狙え 761 坪内祐三 週刊文春 2013年 7/4号

【読んだきっかけ】
【一緒に手に取る本】

文化と両義性 (岩波現代文庫)

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3・11から考える「この国のかたち」―東北学を再建する (新潮選書)

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