“日本の“ふだんのおかず”は、 実は名前のつかないような もんばかり” 『土井善晴さんちの 名もないおかずの手帖』 土井善晴  講談社

土井善晴さんちの 名もないおかずの手帖 (講談社のお料理BOOK)

土井善晴さんちの 名もないおかずの手帖 (講談社のお料理BOOK)

理研究家は数多いるけれど,料理本は山のように出ているけれど,そんなにたくさんの料理本に接したわけでもないけれど,土井善晴さんの本がお気に入りである.奇を衒わない王道をいくレシピはもちろんなのだけれど,なぜそうするのかが,文章で添えられているので,なるほどなら試して見ようと思うわけです.
 料理本は写真も大切だけれど,文章も決してけちってはいけない.本書は小冊子なので,文章はやや少ないけれど,簡単に作れるさり気ない料理が魅力的.
帯より

日本の“ふだんのおかず”は、
実は名前のつかないような
もんばかり。
でもそれがおいしくて、
飽きなくて、
からだにも心にも
やさしいのです。

「名もないおかず」とは、
身近な材料で作る毎日のおかずのことです。
青菜を1わ買ってきたら、
さぁ、どうやっておいしく食べようか、ということ。
料理名ではなく、素材ありきです。
素材から始まるおかず作りの本、
どうぞキッチンに置いて活用なさってください。

巻末最後のレシピは,ちくわのいり煮,ですから.ちくわを炒めるだけの料理.
【関連ブログ】

  • (URL)“「親切で使いやすい」「簡単でおいしい」「料理家が信頼できる」台所に立つ人にとって、料理書は頼もしい味方です” 特集 考える料理 考える人 2011年 11月号 新潮社
  • (URL)“そこに自分で作った料理の写真が載っているのだが、黒木瞳が子どもに作ったお弁当の写真とは違うのである” 『官能の人・伊吹文明 京都の四季の食卓』 お代は見てのお帰りに 連載223回 小倉千加子 週刊朝日 2012年9月7日号

【読んだきっかけ】
【一緒に手に取る本】

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