2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

“我が国においてエロスの問題、つまり色恋沙汰は、詩的関心事ではあっても、長らく宗教的な関心事ではなかった” 『神奈川芸術劇場 「杉本文楽 曾根崎心中」 上演台本+解説』 杉本博司,近松門左衛門,神津武男 公益財団法人小田原文化財団発行

現代美術作家,杉本博司の構成・演出・美術・映像による文楽の舞台を観た(2011年8月16日昼の部). もともと3月に予定されていたものが震災で中止となっていたものである. 演題は 杉本文楽 木偶坊 入情 曾根崎心中 付り観音廻りすぎもとぶんらく でくのぼう…

“銃口の向きを変えるためには、おのれの肉体の消滅を賭けて、思想の変革を果たさなければならない” 『イタリア抵抗運動の遺書―1943・9・8‐1945・4・25  冨山房百科文庫 (36) 』 P・マルヴェッツィ, G・ピレッリ編 河島英昭 他訳 冨山房

イタリア抵抗運動の遺書―1943・9・8‐1945・4・25 冨山房百科文庫 (36)作者: P・マルヴェッツィ,G・ピレッリ,河島英昭出版社/メーカー: 冨山房発売日: 1983/04/27メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る ファシズム政権に対抗するレ…

“過去五十年、欧米人と議論や口論になった場面で、私は負けたことがない” 『言葉でたたかう技術』 加藤 恭子 文藝春秋

言葉でたたかう技術作者: 加藤 恭子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/12/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 67回この商品を含むブログ (15件) を見る「過去五十年、欧米人と議論や口論になった場面で、私は負けたことがない。」…

“人生は哀しみとともに歩むものだが、決して悲嘆するようなことばかりではない” “ ただ私は一冊の、一行の言葉が、人間に何かを与え、時によっては、その人を救済することがあると信じている” 『なぎさホテル』 伊集院静 小学館

なぎさホテル作者: 伊集院静出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見る伊集院静が,作家としての地位を確立する前の若い頃,7年間をすごしたという「なぎさホテル」,このホテ…