2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

“人も自然の一部である。それは人問内部にもあって生命の営みを律する厳然たる摂理であり、恵みである。科学や経済、医学や農業、あらゆる人の営みが、自然と人、人と人の和解を探る以外、我々が生き延びる道はないであろう” 『天、共に在り』 中村哲 NHK出版

天、共に在り作者: 中村哲出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/10/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るアフガニスタンの農業復興、医療支援に、文字どおり生涯をかけている中村哲(てつ)氏の、自身による記録である。NHKの「知るを楽し…

“中井の家を出るときふしぎな 解放感が湧き上がつてきた、と 最相は書くが、それはたぶん嘘 ではないかと思う” 『絵画療法を軸に心の治療を辿る』 サイエンスcrossover 瀬名秀明 (週刊朝日 2014年 3/28号 朝日新聞出版)

週刊朝日 2014年 3/28号 [雑誌]出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/03/18メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る最小葉月『セラピスト』の書評が、新聞等にたくさんでており、今評判の一冊である。 その中で、この瀬名の書評(コラム)は…

“演劇は、人類が生み出した世界で一番面白い遊びだ。きっと、この遊びの中から、新しい日本人が生まれてくる” 『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) 』 平田オリザ 講談社

わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/17メディア: Kindle版購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見るコミュニケーションを扱った書物は、山…

“原子力発電にかかつているコストはこれだけなのであろうか。むしろ、原子カ発電には直接発電に要するコスト以外にも様々なコストがかかつているのではないだろうか” 『原発のコスト――エネルギー転換への視点』  (岩波新書)  大島堅一 岩波書店

原発のコスト――エネルギー転換への視点 (岩波新書)作者: 大島堅一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/12/21メディア: 新書購入: 7人 クリック: 49回この商品を含むブログ (25件) を見る 原子力発電のコストを考える上で、基本文献となりうる書物。論じる…

“死刑制度が拘置所職員、教誨師など刑を執行する側の人々の心 に深い傷を与えていることが静かに伝わつてくる” 『読まずにはいられない 死刑制度が与える 深い傷を淡々と』 book 041 佐藤優 AERA (アエラ) 2014年 3/10号 朝日新聞出版

AERA (アエラ) 2014年 3/10号 [雑誌]出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/03/03メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見るAERAに、佐藤優氏による『教誨師』(堀川惠子著)の書評が掲載された。 少しでも長く生きたいという死刑囚の本能と、機…

“技術の固まりであるはずの、国策としての原発が、結果的には「偶然」に救われたことになり、とても正気の沙汰ではありません” 『日本は再生可能エネルギー大国になりうるか』  (DIS+COVERサイエンス)  北澤宏一 ディスカヴァー・トゥエンティワン

日本は再生可能エネルギー大国になりうるか (DIS+COVERサイエンス)作者: 北澤宏一出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2013/02/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る東日本大震災から今日で3年である。まだ東京五輪で浮か…

“秘密というのは秘密のままにしておくのが難しい。秘密は心の被膜ぎりぎりのところに身を潜めていて、それを抱える人の決意にひび割れを見つけるや、そこからいきなり這い出してくるのだ” 『秘密』 (上・下) ケイト・モートン 訳:青木純子 東京創元社

秘密 上作者: ケイト・モートン,青木純子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/12/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (118件) を見る秘密 下作者: ケイト・モートン,青木純子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/12/21メディア: 単行本この商…

“物は何も語りはしない。  しかし雄弁にもできる。  真実を語らすことも、嘘に利用することも。” 『桶川ストーカー殺人事件―遺言』  (新潮文庫) 清水潔 新潮社

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)作者: 清水潔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/05/28メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 143回この商品を含むブログ (46件) を見る涙なくしては読めない本である。日本の警察機構、マスメディアのあり方に、一石…

“「どんな時でも、笑顔を忘れるな。困った時、怒りたくなった時、辛い時、すべて、皆の顔を見て、笑顔を見せなさい。それができれば、あなたは生き残れる」” 『 ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ: わがソニー・ピクチャーズ再生記』 野副正行 新潮社

ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ: わがソニー・ピクチャーズ再生記作者: 野副正行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る新潮社の波2013年11月号に、元ソニー執行役員兼ソニーEVPの北谷賢司氏が、…

“フロストを読んだら、いろいろな意味で、英国社会がわかる。それと同時に、人間はどこでも同じだということもわかる(養老孟司)” 『冬のフロスト』 (上・下) (創元推理文庫)  R・D・ウィングフィールド 芹澤恵訳 東京創元社

(創元推理文庫)" title="冬のフロスト (創元推理文庫)">冬のフロスト (創元推理文庫)作者: R・D・ウィングフィールド,芹澤恵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/06/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (56件) を見る (創元推理文庫)" title="冬のフ…