2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

“野生動物を飼う際は、動物がその動 物らしく、幸福感を感じて暮らせるようにしなければならないということ。そして、 命を継代できるようにしなければならないということです。そのためには、近親交 配を避けて遺伝的多様性を維持することが重要です。これらの覚悟がなければ、 絶対に野生動物の飼育に手を染めてはいけません” 『もしもあの動物と暮らしたら!?』 小菅正夫 新星出版社

もしもあの動物と暮らしたら!?作者: 小菅正夫出版社/メーカー: 新星出版社発売日: 2015/07/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るこれは、名著! かの有名な、北海道旭山動物園を再生した、前園長、小菅正夫氏の手になる一書。 動…

“「伝える仕事」に携わるほとんどの人が、ずっと「露出を増やす発想=露出脳」の習慣が長かったので、なかなかそこから抜けられない” 『明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 』 (講談社現代新書) 佐藤尚之 講談社

明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 (講談社現代新書)作者: 佐藤尚之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/05/22メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る広告マーケティングのプロによる本。ヤンキー経済という言葉は知らなか…

“クレモナの大聖堂はイタリアの知られざる宝のひとつだ。フイレンツエやローマやヴエネツイアにあるもつと有名な聖堂より小さく、派手さでは劣るものの、わたしの目から見ると、そうした大きな教会は本来の目的を失い、普通の人々との触れ合いもなくしてしまつたようにみえる” 『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』 (創元推理文庫) ポール・アダム 青木悦子訳 東京創元社

ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 (創元推理文庫)作者: ポール・アダム,青木悦子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/11/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見るPaganini's Ghost (English Edition)作者: Paul Adam出版社/メーカー: En…

“茨木のり子を強い人といってさしつかえあるまいが、それは豪胆とか強靭といった類の強さではなくて、終わりのない寂寥の日々を潜り抜けて生き抜く、耐える勁(つよ)さである” 『清冽 - 詩人茨木のり子の肖像』  (中公文庫) 後藤正治 中央公論新社

清冽 - 詩人茨木のり子の肖像 (中公文庫)作者: 後藤正治出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/11/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る初の本格評伝であるそうだ。1926年(昭和元年)生まれ、2006年79歳で亡くなった。詩集『倚(よ)り…

“人は、人生において重大なことが起こるときには、何らかの予兆があると思つている。これから起ころうとしていることに何らかの予感をおぼえ、それが襲ってきたときには準備ができていると思つている” 『ヴァイオリン職人の探求と推理』 (創元推理文庫) ポール・アダム 青木悦子訳 東京創元社

ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫)作者: ポール・アダム,青木悦子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/05/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (20件) を見るThe Rainaldi Quartet (English Edition)作者: Paul Adam出版社/メーカー: Ende…

“ニー世紀直前の東京で、通行人があからさまに外国人を凝視するようなことはほとんどない。それでも、日本の全国民から注目を浴びる対象であることを、外国人は常に感じている。人々は直視するわけでも、明確な好意や非難を示すわけでもない。単にちがうということを控えめに示すのだ。日本では、外国人は新たな国の市民――ガイジン――になる。もちろん刺激的ではあるが、精神的な重圧になる場面も多い” 『 黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』  リチャード・ロイド・パリー 早川書房

黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実 (早川書房)作者: リチャードロイドパリー出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/05/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見るPeople Who Eat Darkness: The True Story of a Young Woman Wh…

“私見だが、部落差別というのは近代になって生じた問題であり、「解放令」の発布によって生まれたものと考えられる。それ以前は厳然として身分制度があったわけだから、差別はあっても、それを問題にすることなどできようはずもなかった” 『どん底 部落差別自作自演事件』 (小学館文庫) 高山文彦 小学館

どん底: 部落差別自作自演事件 (小学館文庫)作者: 高山文彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/06/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る2003年、被差別部落出身の町役場職員に対して、たくさんの差別葉書が送りつけられはじめた。6年の歳月…

“日本政府の狩猟行政も誤っていました。戦後のー時期に滅少したシカを保護するた 行ったメスジ力の禁猟措置を、これだけ全国的にシカが増えている現在でさえ、まだ継続しているのです” 『ぼくは猟師になった』  (新潮文庫) 千松信也 新潮社

ぼくは猟師になった (新潮文庫)作者: 千松信也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/11/28メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る 京都大学を出て、本当に猟師になった著者によるエッセー、記録。なるほど、猟師とはこういうものか…

“自分の目で見る。 自分の耳で聞く。 自分の頭で考える−。 言葉にすると、当たり前のことのように思えるかもしれないが、他に方法はない。 これこそが現代に必須な「レーダー」なのだ。氾濫する情報に対して“防波堤”を持たすに巻き込まれるのではなく、自らの判断で「何が本当で、何が嘘なのか」を判断することが重要なのだ” 『騙されてたまるか 調査報道の裏側』  (新潮新書) 清水潔   新潮社

騙されてたまるか 調査報道の裏側 (新潮新書)作者: 清水潔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/07/17メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る 成田で買って、機上で一気に読む。清水潔さんの初めての新書だとのこと。桶川ストーカ事件、足利冤罪事…

“定型労働に関わる労働者のハタラキは、人数で数えて成果も人件費も管理すればよい。いらなくなれば、辞めてもらえばよい。彼らはタレントではなくワーカーである。「資産」ではなく「費用」である” 『「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論』  (講談社現代新書) 酒井崇男 講談社

「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論 (講談社現代新書)作者: 酒井崇男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/03/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るNTT研究所を早期に退職して、人材コンサルティングとして独立した人による人…