2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

“薬物依存症患者は、薬物が引き起こす、それこそめくるめく「快感」 が忘れられないがゆえに薬物を手放せない(=正の強化)のではない。 その薬物が、これまでずっと自分を苛んできた「苦痛」を一時的に消してくれるがゆえ、 薬物を手放せないのだ(負の強化)”『依存症、かえられるもの/かえられないもの』 (「みすず 2018年11月号)松本俊彦

昨年から、「みすず」で国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長、松本俊彦氏による連載『依存症、かえられるもの/かえられないもの』がはじまった。2019年4月号で第四回である。初回で語られた氏自身の若い頃のエピソードも衝撃的で、引きずり込ま…