詩・短歌

“「わたしは知らない」という、この小さな言葉をわたしはそれほど大事なものだと考えています。それは小さなものですが、強力な翼を持っています” 『終わりと始まり』 ヴィスワヴァ・シンボルスカ 訳:沼野充義  出版社:未知谷

終わりと始まり作者: ヴィスワヴァ・シンボルスカ,沼野充義出版社/メーカー: 未知谷発売日: 1997/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 71回この商品を含むブログ (20件) を見る池澤夏樹の文章に誘われて、シンボルスカの詩集を買ってしまった.大切な1冊…

“人間はすべての過去を言葉の形で心の内に持ったまま今を生きる。記憶を保ってゆくのも想像力の働きではないか。過去の自分との会話ではないか” 『春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと』 池澤夏樹 写真: 鷲尾和彦 中央公論新社

春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと作者: 池澤夏樹,鷲尾和彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/09/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (32件) を見る3.11を経験して,池澤夏樹氏の思索 ポーランドの女…

“父母は半信半疑だが、 本人はうまくだませたと思っている” 銀座カラー JR車内広告

活字になっているものであれば,何でも「引用」の候補である. これは,JR中央線特別快速車内の広告でみつけたもの. 夏の用語辞典 『友達の家でお泊り会』彼氏宅に泊りに行くことをさした隠喩。 夏休みに若い女子の間で多用される傾向がある。 父母は半信半…

“詩は今いるところであなたの心に作用する。知性に働きかけ、感情によりそい、あなたは独りではないとそっと伝えてくれる。” 『イェイツの詩と引用の原理』 詩のなぐさめ1 池澤夏樹 図書 2012年4月号 岩波書店

図書 2012年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/03/29メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る4月号から始まった連載,池澤夏樹による「詩のなぐさめ」.岩波文庫の詩の本の中から勝手に花を摘んで自分の部屋に持ち帰る,という…