エッセー

“昔のことなら笑いながら話せる。だって本当に楽しいことばかりだったから。未来のことなら笑いながら話せる。だって夢のようなことを実現できると思うから” 『忌野清志郎 瀕死の双六問屋 完全版』 忌野清志郎 新人物往来社

忌野清志郎 瀕死の双六問屋 完全版作者: 忌野清志郎出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2012/02/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (9件) を見る忌野清志郎の名著『瀕死の双六問屋』の完成版が出たというNE…

“第二次世界大戦世代の人聞は自分たちのことを自慢して歩かない” “第二次世界大戦の帰還兵は、スポーツの試合で起きていることと戦場での出来事を、決して混同 しない” 『DUTY(デューティ)―わが父、そして原爆を落とした男の物語』 ボブグリーン, Bob Greene, 山本光伸訳 光文社 (その1)

DUTY(デューティ)―わが父、そして原爆を落とした男の物語作者: ボブグリーン,Bob Greene,山本光伸出版社/メーカー: 光文社発売日: 2001/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る ボブ・グリーンは稀代の名コラムニストである.近…

“それに倣うことを“好し”としなかったはずなのに、知らず知らずのうちにその生活感は流されていってしまっている。時として、その土地に根付いた文化、風習を伴ったものも一緒に持っていかれてしまう。” 『東京路地裏暮景色 (ちくま文庫) 』 なぎら健壱 筑摩書房

東京路地裏暮景色 (ちくま文庫)作者: なぎら健壱出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/11/09メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見るなぎら健壱と嵐山光三郎.この二人は人生を楽しむ達人である. なぜそう感じるのだろうか.知性…

“本は「根っこ」(思想)と「翼」(想像力)を与えてくれる。この二つは、外に内に橋をかける時の大きな助けである” 『日本人の美風  (新潮新書 436) 』 出久根達郎 新潮社

日本人の美風 (新潮新書)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る出久根達郎氏による最新刊.いいですねぇ.こういう本大好きです.引き出しにしまっておきたい挿…

“人生は哀しみとともに歩むものだが、決して悲嘆するようなことばかりではない” “ ただ私は一冊の、一行の言葉が、人間に何かを与え、時によっては、その人を救済することがあると信じている” 『なぎさホテル』 伊集院静 小学館

なぎさホテル作者: 伊集院静出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見る伊集院静が,作家としての地位を確立する前の若い頃,7年間をすごしたという「なぎさホテル」,このホテ…

“こういう失敗を重ねつつもお酒がやめられないのは、やはり人との交流や会話が楽しいからでしょう” 『酔って記憶をなくします (新潮文庫)』  石原たきび編 新潮社

酔って記憶をなくします (新潮文庫)作者: 石原たきび出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/09/29メディア: 文庫 クリック: 32回この商品を含むブログ (23件) を見る酔って記憶をなくした人たちの体験集. アルコールに弱く,飲むと寝てしまう私には別世界の…

“幸せだった思い出を語るのが,いちばんうれしいことではないか” 『いまも、君を想う』  川本三郎 新潮社

いまも、君を想う作者: 川本三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/05メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 35回この商品を含むブログ (12件) を見る川本三郎氏の映画評は,新聞,雑誌,映画のパンフレットなどでよく目にしたものです.冷静な落ち着いた…