2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

“本書で弁護士向けに解説される誘導尋問技術(ゴールデンルール)を科学(科学者証人)に適用しよう。すると、読者自ら、面白い結論を得られること請け合いである。” 『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料(2/6)

『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料に掲載されている書物のうち,全6頁の中の2頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究…

“しかし、いかに異なる他者と討議することができるのだろうか。意見と意見の交換から排除されている人はいないだろうか、それぞれの意見はきちんと聴かれているのだろうか” 『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料(1/6)

『「科学技術と社会の相互作用」についてのおすすめ本』 「科学技術と社会の相互作用」 第4回シンポジウム(2011年5月29日)配付資料に掲載されている書物のうち,全6頁の中の1頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究…

“ある場所から,1マイル南に歩き,次に1マイル東に,さらに1マイル北に歩いたところ,最初の地点に戻ったという.この人は地球上のどこにいるのだろうか” 『偏愛的数学 II 魅惑の図形』 アルフレッド・S.ポザマンティエ, イングマール・レーマン 訳:坂井公 岩波書店

偏愛的数学 II 魅惑の図形作者: アルフレッド・S.ポザマンティエ,イングマール・レーマン,坂井公出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/07/28メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る偏愛的数学の第二巻.幾何学の驚異,数学の…

“ダイモーンに対して取りうる最上の態度とは、それを避けることではなく、その声を耳を澄ませて聴き、そのいわんとするところを理解することだ。悲劇とは、自分のダイモーンを自覚できなかった者たちの敗北の物語にすぎない” 『再会と別離』 四方田犬彦, 石井睦美 新潮社

再会と別離作者: 四方田犬彦,石井睦美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る50を越えた人間二人が,再会し,自身の別離と,そして再開を語る.齢50を越えた人だけが語ることので…

“現在生じている事態は、単なる技術的な欠陥や組織的な不備に起因し、それゆえそのレベルの手直しで解決可能な瑕疵によるものと見るべきではない” 『福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと』 山本義隆 みすず書房

福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと作者: 山本義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 372回この商品を含むブログ (36件) を見る山本義隆氏による,冷静で沈着な科学評論.「科学評論」と…

“私は一九六〇年代の後半から山口組や暴力団を見続けて来ましたが、そろそろ終わりだろうと思っています。暴力団は構造不況業種で、もう行くところまで行き着いてしまったと見ているからです。” 『暴力団  (新潮新書) 』 溝口敦 新潮社

暴力団 (新潮新書)作者: 溝口敦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09/16メディア: 新書購入: 6人 クリック: 111回この商品を含むブログ (49件) を見る暴力団の取材を一線で重ねてきた著者が,暴力団ものの集大成,という著書.暴力団排除に向けた法整備,…

“数学の娯楽的側面を探検することで,科学的な探究や発見の全体の中で数学が演ずる重要な役割から生じる楽しい副産物が収穫できるのだ” 『偏愛的数学 I 驚異の数 』 アルフレッド・S.ポザマンティエ, イングマール・レーマン 訳:坂井公 岩波書店

偏愛的数学 I 驚異の数作者: アルフレッド・S.ポザマンティエ,イングマール・レーマン,坂井公出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/07/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見るMathematical Amazements and Surprise…

“人類はいまだに闇や死を恐れている。だからことさら自らを鼓舞して、万物の長のような顔がしたいのだ。そして地球を守っているように思いたいのである。しかし懐中電灯の電池が切れてしまえば、人間は闇の中で途方にくれるしか能がない生き物である。” 『マリス博士の奇奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF) 』 キャリー・マリス, 福岡伸一訳  早川書房

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)作者: キャリー・マリス,福岡伸一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/04/09メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 53回この商品を含むブログ (45件) を見るDancing Naked in the Mind Field作者: Kary Mullis…

“東:その「無駄話」によって、本来は開けるはずだったのに閉じてしまっているコミュニケーションの回路が、再活性化されて動き出すからです。”“宮台:最近、面白いことに気がつきました。ソーシャルスキルのある人間ほど単純労働 を嫌がらないことなんです。” 『父として考える (生活人新書) 』 東浩紀, 宮台真司 日本放送出版協会

父として考える (生活人新書)作者: 東浩紀,宮台真司出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2010/07/10メディア: 新書購入: 8人 クリック: 276回この商品を含むブログ (76件) を見る宮台真治と東浩紀の対談.今もっとも迫力のある発言ができるお二人によ…

“性の世界は、同じ心理的な磁場にいる人々にとっては「生きる喜びの表れ」だが、その磁場から一歩離れたところに立つ者からは、下品で、レベルの低い人間の所行とされがちなのである” 『盆踊り 乱交の民俗学』 下川耿史 作品社

盆踊り 乱交の民俗学作者: 下川耿史出版社/メーカー: 作品社発売日: 2011/08/19メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (4件) を見る本屋さんで,帯を見てびびってはいけない. 帯表より 〈盆踊り〉とは、 生娘も人妻も乱舞する “乱…

“「親切で使いやすい」「簡単でおいしい」「料理家が信頼できる」台所に立つ人にとって、料理書は頼もしい味方です” 特集 考える料理 考える人 2011年 11月号 新潮社

考える人 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/10/04メディア: 雑誌 クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見る 新潮社の季刊『考える人』の2011年11月号は,「考える料理」特集.目次から, 川上弘美さんのもてなし料理 「魯山…

“しかし、〈性〉が人生にもたらすさまざまなことを書いてみたい欲求が、あまり使いたくない言葉だが、晩年の彼女にはとても強くあった” 『名文探偵、向田邦子の謎を解く』 鴨下信一 いそっぷ社

名文探偵、向田邦子の謎を解く作者: 鴨下信一出版社/メーカー: いそっぷ社発売日: 2011/07メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (6件) を見る 2016.6.16 再追記 ナレーションの引用、正確なテキストを教えてもらいましたので、書き換えまし…

“居間中心住宅の主張は、伝統的な男女観.人間観の転換を求める主張を暗に含んでいる。そしてそのことは容易に国家のあり方までもつながってしまう。” 『愉快な家  西村伊作の建築 (INAX BOOKLET) 』 黒川創, 藤森照信, 坂倉竹之助, 大竹誠, 田中修司, 住友和子編集室,

愉快な家 西村伊作の建築 (INAX BOOKLET)作者: 黒川創,藤森照信,坂倉竹之助,大竹誠,田中修司,住友和子編集室,村松寿満子,INAXギャラリー企画委員会,普後均出版社/メーカー: INAXo発売日: 2011/03/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 12…

”健全な思索のためには他者との交流も必要であり,その基礎には他者に対する敬意と誠実な態度、そして異質なものを受け入れる寛容性と、少しばかりの冒険心が必要である” 『高坂正堯(こうさかまさたか)教授の書斎』 細谷雄一 考える人 2011年 11月号 新潮社

考える人 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/10/04メディア: 雑誌 クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見る 新潮社の季刊『考える人』に掲載された2ページの小文. 大学院修士課程の時に授業を受けた,故高坂正堯教授の京都…

“それは「クロード・レヴィ・ストロース」という名の、おおきな知性の森を歩くようなもので、そこではルネサンス絵画の秘密も神経科学の知見も、小路に咲く花のひとつのように、そっと差し出されてくるのであった” 『レヴィ=ストロースの庭』 港千尋 NTT出版

レヴィ=ストロースの庭作者: 港千尋出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/11/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (21件) を見るクロード・レヴィ=ストロースの庭と聞いて,いったいどんな世界が開かれる庭だろうか,…

“これから社会に旅立つ、あるいは旅だったばかりの若者が、非常で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである” 『僕は君たちに武器を配りたい』 瀧本哲史 講談社

僕は君たちに武器を配りたい作者: 瀧本哲史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/22メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 841回この商品を含むブログ (107件) を見る【読んだきっかけ】 この手の本は、ふつうは読まない、読んでも本屋で流し読み。敢えて…

“政府での仕事は大儲けできるものではないが、私はCIAで働いた日々の1日たりとも、『フォーチュン』誌の〈働きたい会社ベスト500〉の“最高経営責任者(CEO)”と交換したいと思わない” 『フェア・ゲーム』 ヴァレリー・プレイム・ウィルソン, 高山祥子訳  ブックマン社

フェア・ゲーム作者: ヴァレリー・プレイム・ウィルソン,高山 祥子出版社/メーカー: ブックマン社発売日: 2011/10/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 391回この商品を含むブログ (6件) を見る普通に,つまり何気なく,新聞を読んだり,…

“「社会のための科学技術」という時、どういう意味で「社会のため」になるのかが問われると同時に、その「社会」とはいかなる社会のことを意味するのかが問われるのではないだろうか” 『みんなが選ぶ1冊』 「科学技術と社会の相互作用」 第2回シンポジウム配付資料 (4/4)

『みんなが選ぶ1冊』 「科学技術と社会の相互作用」 第2回シンポジウム(2009年4月25日)配付資料 に掲載されている書物のうち,全4頁の中の4頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究開発センター(RISTEX)が主催して…

“彼らの言葉と論理に拠って市民は科学を語ることができるのだろうか。一見異なる文脈にあるスピヴァクの論考は、科学と社会の相互作用、特に科学を巡る「語り」の権力構造を考える上でも示唆的である” 『みんなが選ぶ1冊』 「科学技術と社会の相互作用」 第2回シンポジウム配付資料 (3/4)

『みんなが選ぶ1冊』 「科学技術と社会の相互作用」 第2回シンポジウム(2009年4月25日)配付資料 に掲載されている書物のうち,全4頁の中の3頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究開発センター(RISTEX)が主催して…

“真正直な人間を騙すのは不可能だ。詐欺師の詐欺を可能にしているのは、気の毒な被害者がもつ強欲と、留まることのない想像力と、また窮地から脱しようと夢見る希望なのだ” 『偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件』 レニーソールズベリー, アリースジョ, 中山ゆかり訳 白水社

偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件作者: レニーソールズベリー,アリースジョ,中山ゆかり出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/08/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る原題は,"Provenance: How a Con Man and a Forger Rewrote the Hi…

“科学技術についても、社会保障など他の社会政策と同様に、意思決定に参加し、影響力を行使するための権利の保障/責任といった「市民権(シティズンシップ)」が求められている” 『みんなが選ぶ1冊』 「科学技術と社会の相互作用」 第2回シンポジウム配付資料 (2/4)

『みんなが選ぶ1冊』 「科学技術と社会の相互作用」 第2回シンポジウム(2009年4月25日)配付資料 に掲載されている書物のうち,全4頁の中の2頁目.「科学技術と社会の相互作用」という研究プロジェクトは,社会技術研究開発センター(RISTEX)が主催して…